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澪標 (源氏物語) : ウィキペディア日本語版
澪標 (源氏物語)[みおつくし]

澪標」(みおつくし)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第14帖。巻名は作中で光源氏明石の御方が交わした和歌「みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐり逢ひけるえには深しな」および「数ならでなにはのこともかひなきになどみをつくし思ひそめけむ」に因む。
==あらすじ==
光源氏28歳10月から29歳冬の話。
罪を許された光源氏は都に返り咲き、蟄居前の官位右大将から大納言へ昇進。参内の日を迎えた。清涼殿へ行き、兄朱雀帝と3年ぶりに再会。兄弟水入らずの時を過ごし、その後東宮と再会。長男・夕霧は殿上童として、東宮に仕えていた。「年明けには「元服だ」って、主上もおっしゃっておられたんだ。」と東宮から知らされ、朱雀帝が退位するつもりだと悟った、源氏。
東宮も元服を迎えたのを期に、朱雀帝は位を退いた。一方明石の御方は無事姫君を出産、源氏は将来后になるであろう姫君のために乳母と祝いの品を明石へ送るが、そんな源氏の姿に子のない紫の上は密かに嫉妬する。
秋になり、源氏は住吉へ盛大に参詣した。偶然同じ日に来合わせた明石の御方は、そのきらびやかな様子に気おされ、改めて源氏との身分の差を思い知らされる。藤原惟光の知らせで御方が来ていたことを知った源氏は、声もかけられずに去った御方を哀れに思い、使いを送って歌を交わした。
その頃六条御息所も娘の斎宮共々都へ戻っていたが、御息所はその後病に倒れ、しばらく会わずにいた源氏も見舞いに赴く。死期を悟った御息所は源氏に娘の将来を託し、決して愛人にはしないよう釘を刺して世を去った。源氏は斎宮への未練を感じつつも、御息所との約束を守り斎宮を自らの養女に迎える。朱雀院から斎宮を妃にとの要望が来ていたが、源氏は藤壺の助言を得て、斎宮を冷泉帝へ入内させることにした。
斎宮は二条東院へと引き取られ、子供がいない紫の上は大層喜び世話を焼く。しばらくして、入内の日。斎宮の晴れ姿に、御息所の代から仕える女房たちはこの場に御息所がいないことを惜しみ、感涙する。朱雀帝からは、祝いの品々と共に、文が寄せられた。内裏へ入った、斎宮は梅壺に殿舎が決まり、これ以降、斎宮女御と呼ばれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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